@article{oai:nagasaki-u.repo.nii.ac.jp:00022376, author = {小島, 道生}, journal = {長崎大学教育学部紀要. 教育科学}, month = {Mar}, note = {本研究の目的は,わが国における病弱児を対象とした近年の心理学的な研究動向を分析し,現在の到達点と今後の研究課題を明らかにすることである。分析の結果,病弱児の心理・行動に関する研究は,対処行動を中心とした研究から多様な領域に広がりをみせていることが明らかとなった。筋ジストロフィー児への支援に関する研究では,QOLの向上との関係から自己効力感あるいはコンピューターを活用した研究などが盛んに取り組まれていた。病弱養護学校に在籍する児童・生徒に関する研究では,心身症の児童・生徒が増加していること,また教育実践についてアセスメントの作成が行われたり,病院内学級の教育実践のありようを分析した研究など先駆的な研究が展開されていた。今後の課題として,病弱養護学校に在籍する児童・生徒の実態が大きく変化しており,実態に即した支援方法の開発研究などが求められると考えられた。また,病院内学級などで取り組まれた質的研究はこれまで示されていなかった教育の機能を明らかにできるなど支援の質を考えていく上で,新たな知見をもたらす可能性があり,今後の研究の蓄積が期待された。, 長崎大学教育学部紀要. 教育科学. 2007, 71, p. 39-47}, pages = {39--47}, title = {病弱児の心理学的研究に関する一考察 : 日本における近年の研究動向}, volume = {71}, year = {2007} }