@article{oai:nagasaki-u.repo.nii.ac.jp:00024470, author = {大利, 茂久 and 下釜, 勝 and 高月, 嘉行}, issue = {3}, journal = {長崎大学風土病紀要, Endemic diseases bulletin of Nagasaki University}, month = {Sep}, note = {1)ハエ類の採集方法に関する研究の一環として,着色トラップによる効果を知るために,白,黄,緑,赤及び黒に着色された5個の魚肉金網トラップを使用して,1958年7月21日~30日,8月22日~28日及び1959年7月6日~23日,11月10日~30日の4回に亘り,それぞれ晴天の5日間を選んで,5個のトラップが5日間に野外の机上に決められた5つの定場所を一巡するように計画して長崎市中央保健所の中庭で採集を行なった.2)各着色トラップで,5日間に5つの場所で採集されたハエ数の差を,分散分析法によって有意性を検定した結果,7,8月に行なった実験I,II及びIIIでは黒や赤では白や黄のトラップでよりも有意的に多く採集されるが,11月に行なった実験IVでは逆に黒や赤では有意的に少ないことがわかった.3)各実験毎に,各着色トラップで採集されたハエ群集の構造を相関係数法により吟味してみると,各群集間の相関係数は高く,4回の実験を通じて,異なった色のトラップで採れるハエ数に有意的な差のあることは,或る特定な種類が或る特定な色のトラップに偏好的又は忌避的に集まることによるのではなく,それぞれの種類は原則的にはほぼ比例的に多く或は少なく集まることによるものと考えられる。4)高温時に行なった実験群(I,II,III)では黒や赤に着色されたトラップで多く採集でき,11月の低温時に行なった実験IVでは逆にこれらの黒や赤色のトラップで有意的に少なかった原因について,一応吾々の見解を述べると,高温時には反射光をあまり出さない暗い色のトラップに多く集まり,反射光を多発する明るい色のトラップを避け,低温時には逆に前者を避け後者に多く集まつたものと考えられる。, As a continuation of the studies on the methods of collecting flies, a set of experiments to examine the effect of colored traps were projected. Five traps of the same size and quality, colored by white (W), yellow (Y), green (G), red (R), and black (B) l, 長崎大学風土病紀要 2(3), p.229-235, 1960}, pages = {229--235}, title = {ハエ類の採集方法に関する研究 : 第4報着色金網トラツプの効果について}, volume = {2}, year = {1960} }