@article{oai:nagasaki-u.repo.nii.ac.jp:00024551, author = {吉村, 税}, issue = {3}, journal = {長崎大学風土病紀要, Endemic diseases bulletin of Nagasaki University}, month = {Sep}, note = {犬糸状虫成虫より抽出,精製したペプタイド抗原(FPT抗原)を用いて皮内反応を行いその糸状虫感染に対する特異性を検討した。1)本反応は糸状虫感染者に特異的に強い反応を示し, 1.0γ/0.01mlの皮内注射で15分後の膨疹の腫脹差4mm以上を陽性と判定すると,仔虫陽性者では94.8%の高い陽性率が得られた。2)糸状虫以外の寄生虫症或いはアレルギー性疾患との間の類属反応はほとんど認められない。3)流行地では皮内反応陽性率は仔虫検出率よりはるかに高いが,略その集団の浸淫度と併行関係を示し濃厚浸淫地では反応が強いものが増加する。又反応の強いもの程,仔虫及び症状の発見率が高い。4)流行地でみられる仔虫も症状もない皮内反応陽性者を10ヵ月に亘り検血をくりかえすと仔虫の陽転するものがあらわれる。しかもその率は10mm以上の強陽性者に高率である。5)補体結合反応は仔虫や症状の有無にかかわらず実施者の78.1%において皮内反応の成績と一致し,皮内反応の強いもの程抗体価も高い。FPT抗原による陽性反応は糸状虫の侵入を示す公節が大であり,本症の診断,疫学調査の指標として意義が認められる。稿を終るに臨み,御指導御校閲を賜った恩師片峰大助教授に心より感謝の意を捧げる。抗原の作製に当り御教示を仰いだ九大宮崎一郎教授に深甚な謝意を表し又御協力を頂いた村上文也助教授はじめ教室の諸兄に厚く御礼を申し上げる。, A peptide antigen (FPT) was prepared from the adult of Dirofilaria immitis by Yamamura-Morizawa's method which has been applied to the preparation of tuberculin peptide as shown in Table 1. Antigen solution diluted with physiological saline solution to 1:, 長崎大学風土病紀要 5(3), p.115-128, 1963}, pages = {115--128}, title = {糸状虫症の皮内反応に関する研究 : 第1報 犬糸状虫ペプタイド抗原(FPT)による皮内反応とその特異性}, volume = {5}, year = {1963} }