@article{oai:nagasaki-u.repo.nii.ac.jp:00024625, author = {下釜, 勝 and 高月, 嘉行}, issue = {4}, journal = {長崎大学風土病紀要, Endemic diseases bulletin of Nagasaki University}, month = {Jan}, note = {長崎市の丘陵の斜面にある防空壕内で蚊の分布と個体数の季節的消長について調査した.壕の入口から約5m間隔に,1~27の区画にわけ,昭和40年1月から41年4月まで, 1週間乃至10日間隔で計50回,それぞれの区画で発見された蚊の種類と数を採集することなしに観察記録した.その結果次の点が明らかとなった. (1)防空壕で発見される蚊は,アカイエカが圧倒的に多く,ヒトスジシマカ,コガタアカイエカ,オオクロヤブカ,トラフカクイカ及びシナハマダラカは極めて少ない. (2)壕内のアカイエカ雌成虫は,夏には少なく, 11月から急激に多くなり, 12月に最高の値を示して, 2月には激減する.壕内の位置による雌成虫の分布は,更には壕の入口附近の区画に多く,奥では全く発見されない.これに対して, 11月から3月には,入口から10~15mの区画に最も多く,次第にその数は減少するが壕のより奥の区画まで分布し,特に12月及び1月には最も奥の区画でも発見できるようになる.このような壕内での分布様式は,温湿度と更に照度とが関係していると考えられる. (3)アカイエカ雄成虫は2月以後4月迄は全く見られないか,その数は極めて少なくなっており, 5月から新生雄成虫と思われるものが少しずつ見られ出すので,冬期中に委く死滅するものと考えられる.消長の傾向は雌の場合と似ているが,全体としてその数が極めて少なく,個体密度が壕の入口のすぐ側の区画No.1で最も高く,深く奥へは侵入しない点などが異なる., Seasonal changes in the distribution and abundance of mosquitoes were investigated in acave dug on the slope of a hill in Nagasaki City. The cave had the structure with only one entrance as shown in Fig.1 and was divided for the convenience of observation, 長崎大学風土病紀要 8(4), p.159-165, 1967}, pages = {159--165}, title = {防空壕内に於ける蚊,特にアカイエカの分布と個体数の季節的消長}, volume = {8}, year = {1967} }