@article{oai:nagasaki-u.repo.nii.ac.jp:00000368, author = {宮﨑, あすか and 岩本, あづさ and Tung, Rathavy and 松井, 三明}, journal = {保健学研究}, month = {Sep}, note = {背景:カンボジアでは未だ子どもの低栄養が多く報告されている.2018年7月から広域に発生した洪水による生 活環境の悪化により,乳幼児の低栄養および下痢など感染症の増加が懸念された.本研究では、子どもの栄 養状態を確認し,疾病発生等との関連性の検討を行った. 方法:カンボジア王国コンポンチャム州ストゥントラン郡に住む2歳未満の子どもを対象に,質問紙での聞き取 りと身体計測を行い402名から情報を得た.wasting および stunting と,月齢,性別,過去2週間以内の下痢, 咳,発熱との関連について単変量ならびに多変量ロジスティック回帰分析を行った. 結果:wasting と stunting の有病率は,それぞれ3.2%,26.9%であった.多変量ロジスティック回帰分析から,stunting 発生の調整オッズ比(95%信頼区間)は,月齢12-17ヶ月,18-23ヶ月で2.59(1.24-5.41),2.59(1.26-5.33),下痢の発生により1(1.07-2.84)と有意な増加が認められた. 結論 月齢 12ヶ月以上と下痢が,stunting の発生に独立して関連していることが明らかになった.その要因とし て,月齢に伴う摂食行動の変化による不適切な栄養摂取,相対的カロリー不足,病原微生物への曝露機会の増加,下痢に伴う栄養吸収不良と免疫能低下など,複数の可能性が考えられた., 保健学研究, 32, pp.35-42; 2019}, pages = {35--42}, title = {カンボジアの農村部における子どもの低栄養に関連する要因~大規模な洪水発生直後の緊急調査結果より~}, volume = {32}, year = {2019} }