@article{oai:nagasaki-u.repo.nii.ac.jp:00007314, author = {玉利, 正人 and 池田, まどか and 高橋, 桂子}, journal = {長崎大学教育学部自然科学研究報告, Science bulletin of the Faculty of Education, Nagasaki University}, month = {Feb}, note = {食物繊維の吸着能を利用して食品添加物の合成色素の吸収阻害について「りんご」から分離した不溶性及び水溶性食物繊維を用いて研究した。不溶性及び水溶性食物繊維量を一定にした場合,反応時間の長さとともに,透析膜外に出る色素量は増加した。また,不溶性及び水溶性食物繊維の添加量が多くなるほど色素の透過量も増加しており,したがって本研究で用いた「りんご搾汁粕」の不溶性食物繊維1g及び水溶性食物繊維200mg以下では,合成色素の吸収阻害に顕著な効果は認められなかった。しかし,不溶性及び水溶性食物繊維ともに,添加した色素の95%以上が透析チューブ内に保持されていることから,両食物繊維とも色素の吸着能が高いことを示している。さらに不溶性食物繊維に関しては,食物繊維量を1,000mgと増やした場合,透過量の減少する傾向が認められ,従って,所要量に近い多量の食物繊維 (人の所要量は1日25gである)を用いると合成色素の吸収に阻害的に影響を及ぼす可能性が示唆された。以上の得られた結果から,食物繊維を分離する試料の選択,吸収実験の方法及び使用する食物繊維量などについてさらに検討する必要がある。, 長崎大学教育学部自然科学研究報告. vol.54, p.45-52; 1996}, pages = {45--52}, title = {食物繊維による合成着色料の吸収阻害について}, volume = {54}, year = {1996} }